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THMISmamaの~お洒落の小部屋~

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2025.05.20
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カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート 耀司、
「あ。あった。これ。」
すぐさま指でトン。…けれども…。

耀司、
「え…???…うそ。」
何度コールしても…。

耀司、顔を凹ませて、
「師長~~~~。」


宮前、電話には…。丁度、朝の…。忙しい時間帯。


一度切ってはまた。…けれども…。耀司。天井に頭を。
「あ~~~ん。」


数秒…。耀司、深呼吸をして。そして…またスマホを。あちらこちらをスワイプ。…けれども。
「う~~~ん。」
そして、自分自身に、
「慌てるな、慌てるな~~。」
そして、今度は、ラインを。…すると。目をキョロキョロと。
「…あ~~ん。って。いちかばちか~~~。」
そして、指をトン。

5回のコールで。
「…もしもし…???…高井戸さん…???」

耀司、いきなり鼓動が。
「あ。もしもし。高井戸です。いきなりの電話ですみません。」

「どうしました…???」
相手は、坂下麻友である。

耀司、スマホに、
「すみません。…実は。娘が。芙美花が、高熱で…。」

すくさまスマホから、
「何度あります…???」

耀司、スマホに。
「39度です。今、師長に電話したんですけど、全然、繋がらなくって。」

麻友、
「あぁ。師長は今日、夜勤明けなんです。多分、今の時間は。…で。娘さんは…、今。」

耀司、
「あ。はい。2階の自分の部屋で。動けない状況で…。」

「意識は…???」

その声に耀司、
「あ、はい。意識はしっかりと…。でも、凄くダルそうで。」

麻友、
「分かりました。すぐに伺います。とにかく、安静に。」

スマホを耳に耀司、
「あ、はい。分かりました。すみません。」

スマホから、
「いいえ。」
すぐさま通話は切れる。

耀司、スマホを手に。
「ふぅ~~~。」





30分後…。玄関にチャイム。

耀司、すぐさま、
「すみません。」

麻友、マスクをしたまま、
「いいえ。」
そして、
「娘さん、芙美花さん、2階…???」

耀司、コクリと。
「えぇ。」

「お邪魔します。」
麻友、すぐさま靴を脱いで、急いで2階に。

耀司、玄関のスニーカーを見て、
「…スニーカー。」

麻友、ドアをノック。
「失礼します。」
そして、ベッドへ。

眠っている芙美花。

グローブをしたままで麻友、体温計を…。そして…、検査キッドを。


耀司、
「どうですか…???」


数秒後。結果は…。

麻友、
「うん。陰性。」
高井戸に、
「コロナではありません。おそらく、インフル。」

芙美花、虚ろな目で。そして…。顔を横に。びっくりしたのだろう、
「…おかあさん…。」

そんな芙美花に麻友、微笑みながら、
「大丈夫、コロナじゃないから。」

芙美花、俄かに涙目に。
「おかあさん。」

麻友、芙美花に、微笑みながら、
「安心して。うん。」

芙美花、安心したのか涙目のままでニッコリと。
「ありがとう。」

麻友、
「38度9。うん。」
高井戸に。
「小まめに熱を測ってください。」

耀司、
「あ、はい。」

「熱はありますが、意識はハッキリとしています。」
麻友、芙美花に微笑みながら、
「薬、飲めそう…???」

芙美花、女性にコクリと。

麻友、微笑みながら、
「うん。OK。」
高井戸に、
「薬箱は。」

耀司、
「あ。」

芙美花、
「体温計が入っている箱。」

耀司、思わず、
「あ、あ~~。ははは。薬箱の中に、入ってたんだった。」

麻友、そんな高井戸にニコリとして。
「すみませんが、お願い出来ます…???…あ。それと。水も。」

耀司、コクリと。
「あ、はい。」




麻友、救急箱を受け取り、
「お借りします。」
そして…、中から。
「わお。さすが…。」
そして…。
「これこれ。」

救急箱の中には、万が一の市販薬がズラリと揃っていた。

麻友、芙美花を丁寧に、薬を飲める状態にして、
「これ飲んで。」

芙美花、薬を。そして…、水を。

麻友、そのまま芙美花をまた横に。

芙美花、
「おかあさん…、じゃ、ない…???」

その声に麻友、ニッコリと。
「ふふ。」

耀司、芙美花に、
「坂下さん。坂下麻友さん。」

すると芙美花、思い出したように、
「あ。あぁ。…うん。」
そして。
「ありがとうございます。」

麻友、ニッコリと。
「いいえ。」
そして麻友、高井戸に。
「熱が少し下がって、動けるようでしたら、すぐに受診、お願いします。」

その声に耀司、コクリと。
「あ、はい。分かりました。」

麻友、
「じゃ、私はこれで。」

麻友、ジャージ姿にコートを着たままで、マスクのまま。グローブをしたままで。

耀司、そんな坂下を見て、丁寧にお辞儀を。
「わざわざ、ご無理を言って。ありがとうございました。」

麻友、高井戸に微笑むように、
「いいえ。」

耀司、麻友に、
「お休みのところ…。」

麻友、そんな高井戸に、ニコリと。
「ふふ。」
顔を傾げて、
「確かに。電話で叩き起こされましたけど…。」

申し訳なさそうな顔をして耀司、深々と頭を下けて、
「申し訳ありません。」

すぐさま麻友、
「ははははは。ふふ。」
高井戸を見て、
「冗談よ、冗談。ふふふ。」
そして麻友、高井戸にお辞儀をして、
「では。失礼致します。」

芙美花、坂下に、横になったままで、
「ありがとうございました。」

そんな芙美花に麻友、振り向いて微笑みながら右手を振り、
「じゃあね。」









ママでいい…。   vol,300.  「大丈夫、コロナじゃないから。」芙美花、俄かに涙目に。「おかあさん。」

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最終更新日  2025.05.20 18:24:31
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