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テーマ:癒しの情報館(1091)
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ユーラシア大陸の、 荒漠とした高原に、 きみは眠り続ける、 21世紀の人類により、 きみはこの巨大な墓の、 地下深きに封印されて、 葬られた、 傍らに巨大なモニュメントが、 いかに危険物かを訴えて、 そびえたつ、 きみは大いに不満だろう、 さんざん奉仕させられたあげく、 用ずみになっても、 アルファ線を放射し続ける、 と生みの親に忌み憎まれて、 仮借なく封印されたのだから、 生んでくれとだれが頼んだ! きみにかぎって、 そのうめきは正論だ、 きみは人類を永久に、 呪い続けるべきだろう、 そして、人類の愚を、 永遠の語り部として、 語り続けてほしい、 2万4000年後、 きみはようやく半減する、 そのとき、 きみの語りを聞けるものは、 なにものだろう、 進化した人類だろうか、 いや、それはまずない、 このような愚を犯した人類が、 そこまで生き延びる根拠は、 たいへん乏しい、 宇宙からやってきた、 高等生物の可能性は、 人類よりはあるだろう、 プルトニウム239よ、 きみが語るべき相手は、 ほかでもない、 神をおいてほかにない、 神はいまどこかで眠っている、 起きていれば、 神の寵児のこの青い地球が、 こんなにも荒廃しないだろう、 神はやがて目覚め、 きみのところへ現れる、 そのとき、 すべてを語るのが、 プルトニウム239よ、 きみの使命なのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.08.07 17:50:55
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