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テーマ:癒しの情報館(1091)
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* 寝起きの悪い人 寝起き…この言葉には大きく分けて2つの意味があります。 1つは寝ることと起きることです。 もう1つは寝ていた人が起きることです。 前者は起き伏し、起居などと同義に使われ、 転じて日常生活そのものを表す言葉にもなっています。 後者は眠りから覚めたときの気分や、機嫌を表す意味にも使われています。 それに習えば、寝起きの悪い人は、寝て起きたときの機嫌、 気分が悪い人ということになります。 とりあえずここでは前者の意味をとって(寝起きの悪い人)を、 寝つきと寝覚めの悪い人、という意味で使わせていただきます。 寝つきと寝覚めの悪い人の多くは、疲労を蓄積させています。 特に心配症の人は常に心配ごとがあって熟睡できないで、 肉体的疲労と精神的疲労を併せ持っている人が少なくありません。 起きて活動している時間もハツラツとした感じがしません。 寝つきと寝覚めを悪くしている原因を早く取り除きましょう。 とは言っても、現代社会はストレスから免れにくい構造ですから、 蓄積疲労を解消することはなかなかできません。 寝つきと寝覚めの悪いことが常態化して、 改善できない人が増えています。 目覚まし時計を2つも3つもセットしている人は、 皆さんの身の回りにも1人2人はいるのではないでしょうか。 極端に寝起きが悪ければこれはもう不眠症で、 睡眠薬の世話にならなければなりません。 普通で言う寝つきの悪い人はベッドに横になると、 心配ごとが頭に入ってきていつまでも思い煩うようです。 気分転換が下手なんですね。 もう寝るんだから頭のなかをカラッポにすればいいのに、 横になってからドドっと頭に入れてしまう。 いくら悩んだって横になっての解決はありません。 早く頭をカラッポにして寝なきゃ、 朝起きて考えればいい思案が生まれるのに… 傍がやきもきしても心配症の人は、 それができないのです。 さあどうしたらよいでしょう。 こんな日常を10年20年続けていたら、 まだ50代の働き盛りで若年性アルツハイマーの発症、 なんてことにもなりかねません。 睡眠薬の使用は逃げで、ついつい使っているうちに、 依存せざるを得ない体になってしまいます。 まだ30代前半で大変寝つきと寝覚めの悪い人がいました。 睡眠薬を用いることもありました。 この人の奥さんは起こし役で、 朝は彼の体を強く強く揺すって起こしていました。 往復ビンタをくれることもあったとかで、 この奥さんがいなかったら彼は宮仕えを続けられなかったでしょう。 上司の命令で、 彼は5拍6日の能力開発セミナーに参加することになりました。 「朝5時起きで5キロのジョギングをやるらしいよ。 夜の10時就寝まで糞刻みらしい」 彼は戦々恐々の体でした。 奥さんはいつもの睡眠薬や、 腕に巻きつけておくとブルブル振動するタイプの 小型目覚まし時計などを用意しました。 ところが、彼は睡眠薬も、 目覚まし時計も忘れていったのです。 さあ、奥さんは心配で心配でたまらない。 大きなミスをしなければいいが… と寝つきと寝覚めがすっかり悪くなってしまったのです。 しかし、案に相違して彼は活き活きして戻ってきました。 分刻みのスケジュールで鍛えられ、就寝時間にはもうクタクタで、 眠くて眠くて睡眠薬や、 目覚まし時計は持っていっても邪魔になるだけでした。 朝だって一斉起床です。 ぐずぐずしていれば、甘えんな、の一喝が飛んできます。 彼は強い意思と自主性を自分に課すしかなかったのです。 さて、起き際の機嫌がよくないという意味での寝起きの悪い人の話です。 エンジンのかかり具合が遅い、つまり、 寝起きてから心身のリズムが整うまで時間がかかる人です。 こういうタイプの人はほんの少しの無理を体に強いましょうか。 朝起きたらグラス1杯の冷たい水を一気飲みする。 ウオーキングに出る。 新聞の社説を声に出して読む。 なんでもいいです。 ほんの少しの無理でいいんですよ。 体は実はかなりの無理が利くようになっています。 でも、それは不測の事態のときにとっておきましょう。 ベッドでグズグズしている人は、 勤務中でもよくフアーッとあくびをしています。 心身のリズムがまだ整っていない証拠です。 こんな状態を長年続ければ、 生活習慣病を知らず引き寄せたり、 老化現象を早めて、 それと深い関わりのある認知症のリスクを高めてしまいます。 ほんの少しの無理を自分の体に強いて下さい。 強いれば別人のように改善されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.08.16 14:12:02
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