こんにちは
日本ではクリスマスが休みでないということをすっかり忘れてしまいがちな今日このごろ。そちらは23日がお休みでしたね。
そしてその昔、きゃぴきゃぴの学生だったときには(今も学生ですが)、クリスマスといえばイブが一大イベントで、ほんとのクリスマスはどうでもよかったような気がする。今もそれは変わっていないのかしら。
こちらはクリスマスといえば家族で集まってお祝いするのが一般的です。去年ももしかしたら書いたかな。恋人同士も、24日はそれぞれが実家に帰って、自分の家族とお祝いするのが普通。ただ、カップルによっては一緒に祝う人もいるし、片方がもう片方の実家にお世話になることもあり。友達のお姉さんは、彼氏がアメリカ留学中で中々会えないため、今年は24日に帰ってくる彼氏とともに二人きりのクリスマス。
私は友達の家にお世話になっています。いくらか長く滞在していると面倒をみてくださる方々とそれなりにお知り合いになり、何とか一人のクリスマスを過ごさないでもすむような具合になってきます。日本では、クリスマスに一人だろうが、仕事が入っていようが全く気にならず、却って仕事をしていた方が気楽でよかったのですが、猫も杓子も家族でクリスマスという雰囲気のドイツでは、この時機、あまり一人では過ごしたくないというのが気持ちのどこかにあります。今年は大家さんの家の中に引っ越して、彼女の大家族のクリスマスも目の前にする訳で、そうすると独りで過ごした場合、さみしさが増すようなことになるんではなかろうかと。本物の家族とは実際離れている訳で、家族団欒を見ると、自分の家族が懐かしくなる。普段はそんなこと、考えもしないのにです。ただ、仕事は溜まっているので、もし知り合いのすべてとけんかしてクリスマスを独りで過ごすことになったら仕事がとてもよく捗っただろうなぁとちらりと思うのですが、それはこの際、棚上げ(笑)というわけで、今年も一人にならずに済んで、よかったよかった(笑)
どの時期を独りで過ごすのが一番嫌か、というのは、その地域、国の習慣によってさまざまですが、ドイツではクリスマスになります。クリスマス前には、孤独を悲観しての自殺率もかなりアップします。家族で健やかに、和やかに過ごすことが身上のドイツ版クリスマス。どこもかしこも家族愛のオンパレード。テレビは家族で過ごすことの幸せを映し出し、ラジオはクリスマスへの期待感を盛り上げるクリスマスソングや、クリスマスにどんなツリーを飾ったら良いかなどという情報を流します。さらにアドヴェントというドイツ特有の12月の行事は、クリスマスが近づいてくることを一週間毎に否応なく五感へ染み渡らせます。もし、クリスマスとはこのようなもの、家族や一番親しい人と和やかに楽しく過ごすものだとだと子どものころから慣れ親しんだら、生まれ育った家族から独立した年齢になって、またはその後固有の家族を作ってのちの一人暮らしのさみしさは、とてつもないものなのかもしれません。
さて、ドイツではクリスマスの祝日は二日間 つまり26日までです。それにまつわって起こるごたごたについて、明日はかきますね(実はほぼ書きつつあるのですが、まだ終わっていないので)
そちらはもうお正月準備期間ですね。
それではまた。
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