
山岳会に入って、25年くらいが経った。
四季を通じて、オールマイティに活動していたつもりであるが、最近はそうでもない感じ。
若い頃は、山にいることができたら幸せであった。今は、何らかの成果物が欲しい。
狙っていたピークを踏むとか、予定していたルートを通過するとか、計画通りの山行ができたとか、山菜が採れたとか。
先日の歩荷訓練(僧ヶ岳)は、自分の中では山頂は成果物ではなかった。歩荷訓練に参加することに意味があって、どこまで進むかは、どうでもよかった。
週末の時間が貴重なので、いろいろねじ込みたい。山行してその後に何かができたら、それはとても有意義なのだ。
今回の場合は、早めに下山できたことで、片付けがテキパキ進んだというメリットがあった。
成果物を求めようとすると、単なる低山登山などはスルーしがち。体力作りのためには登っておきたいので、山頂でカップ麺を食すとかの成果物を用意して、足を運んでおきたい。
で、タイトルについて。自分の中ではやりたいことは変わってきたのか?
変わっていないと思う。やりたいことのメインは、沢登り、雪山登山、山スキー。頻度は減った。家の都合と天候(こちらで諦めることが近年増えた)で行かないことが多い。
情熱は冷めているかも。地形図を見なくなった。精神的に余裕がない。今年は雪が多いから、山スキーをしようと思えば、たくさんできたはずだ。モチベーションが湧かない。
加齢とともに、何をするにしても面倒くさくなる。そうならないように、条件反射的に山に向かわないとならないな。どういうシステムにすれば、それがうまくいくのか・・・。
登山を強制的に行わせるアプリはないか? 参考までにコカ・コーラのアプリCoke Onを利用している。
設定した目標以上の歩数になるとスタンプがもらえて、15個集めるとドリンクが無料でもらえるというもの。
アプリを導入した当初は、頑張って歩いてスタンプを毎週のようにもらったが、最近はたまにしかもらえない。積極的に歩いていないから。人間易きに流れるものなのです。
やりたいことは昔から変わっていないが、加齢による面倒臭さは加わった。解決策としては、やると決めて、無理矢理でも登るしかないですね。仕組みでは、山行回数を増やすことはできないだろう。
「自分が決めた。だからやる。」
広告代理店のキャッチコピーみたいだ。