カテゴリ:旅・散歩・Jazz喫茶
昨今TV局は金がない。だからキー局でもロケは手近で済ませる。日帰りできて、車あるいは特急電車で行きやすいところ。しかも可能な限り未開で、未見の場所であることが求められる。
そんな都合のいい場所は少ないが、残されていた関東の金脈が「北関東三県」だった。特に目を引く施設やアトラクションがあるわけではない。ただ観光地はあったし、マチナカもあった。TV映えする派手さがなかったのだ。(ちなみに、2000年代初頭に大阪に住んでいたが、関西のTV番組で北関東三県特集で見たたことは一度もなかった) ところが、コロナ禍で状況が変わった。どんな小ネタでも集まれば、立派な番組になると立証されてしまった。地元の素人が関われば番組が成立した。 それを各局がやり続けた結果、今では北関東三県も食傷気味だと思う。 そんな中、マスメディアに“育てられたスター”のような存在が、茨城県常総市にある。情報番組でもしょっちゅう取り上げられているのではないだろうか。「こんな国道294号線沿いに、こんなに人が?」と驚くほどの人気だ。 その“スター”が立地するのは、常総市の「むすびまち」エリアである。
道の駅周辺が(田舎にしては)混雑しているという情報を得ていたので、平日に出かけた。最近では、道の駅に温泉施設が併設されている例も珍しくはないが、「道の駅」「巨大な本屋」「温泉施設」が同じ敷地内に揃っているのは、おそらく日本でここだけではないかと思う。 ![]() 外観も泉質も料金も、詳細はHPを見ていただいた方が早い。写真に偽りはないが、広角で撮られているので、湯船の広さは差し引いて考えた方がよいと思う。ただ、内湯+洗い場よりも、外湯の方が広い温泉施設というのは、なかなか珍しい。外部は広いから、晴れた日は非常に心地よい。雨の日や真冬はどうする?と思わないこともないが(外に熱湯はある)、ここの目玉は温泉よりも、2Fの関東最大級の男女共用サウナエリアだと思う。“整う人”には非常に快適な空間だろう。一般的なスパの欠点は(当然ながら)性別でエリアが分かれてしまうことだが、男女共用エリアがあるのはメリットといえる。 1階の温泉(サウナ1室あり)・レストラン・マッサージと、2階のサウナエリアは別料金。サウナの館内着は料金に含まれているが、タオルは別料金なので持参した方が良い。 グランベリー大地を除いても、「道の駅常総」「TSUTAYA」「温泉」の3施設だけで、半日は十分に過ごせる。食べるものも多い。これはいい施設ができた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 18, 2025 12:00:18 AM
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