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カテゴリ:PC
手軽に持ち運びできるノートPCは表示解像度が 1368x768 のものしか手元になく、フルHD表示できるノートPCが欲しかったので、ヤフオクで LIFEBOOK A579 の中古品を(5,000円弱で)購入してしまいました。
![]() フルHD表示できる Windows 11対応 PCとしては安かったと思いますが、スペックを確認してみると CPU : Celeron 4205U RAM : 4GB(最大 32GB) HDD : 500GB(SATA接続) DVDドライブ付き 液晶:1920x1080 (無線LANなし) というスペックです。 (LIFEBOOK A579/A 仕様) 後からHDDをSSDに交換すればいいと思っていたのですが、調べると、HDD/SSDの交換がかなり大変そうです。 ☆LIFEBOOK A579のHDD/SSD換装はかなりたいへん 分解方法の説明や (FMV LIFEBOOK A579/Bのメモリ、ストレージ換装・増設手順) 親切な動画もあるのですが (FUJITSU LIFEBOOK【A579/A(FMVA62001)】の分解方法) 裏ブタを取り外すだけでなく、キーボード等の内部を接続しているフレキを何個も外さないとだめみたいです。 ![]() 最近 HP ProDesk mini にSSDを増設する際にフレキのコネクタを破損させてしまったことがあったので、躊躇してしまうような作業です。 このせいで安かったのか… HDDで起動した Windows は(他のSSDで動作しているPCに比べると)異様に遅く、持ち運んでちょっと作業しようとしても、数分間かたまってしまいます。 そこで外付けUSB SSDにWindowsをインストールして使えないかと調べてみました。 ☆外付けUSB SSDにWindowsをインストールする方法 試しにインストールメディアを作成してUSB SSDへインストールしてみようとしてみますが、Windowsインストーラーは、「このディスクにWindows をインストールすることは出来ません。セットアップではUSBまたはIEEE 1394 ポートを通して接続されたディスク構成はサポートされていません。」というエラーメッセージが表示します。 Webで調べるとどうやら Rufus で Windows To Goの仕組みを使うという方法が、実績があるようです。 (Rufus】外付けSSDにWindows をインストールする方法) (1) Rufusをダウンロード 念のため最新版をダウンロードします。 (2) Windows isoのダウンロード 最新リリースのみダウンロード可能です。 Windows 10 22H2 (Windows 10 2022 更新 | バージョン 22H2) Windows 11 24H2 (Windows 11 2024 更新 l バージョン 24H2) ![]() ![]() ![]() (3)USB SSDを接続して Rufus で書き込み Rufusを起動しても USB SSDやHDDはデバイスには表示されません USBメモリが表示されます ポイントとして記載されているように、 「詳細なドライブ プロパティの表示」→「USB接続のHDDを一覧表示」にチェックを入れる と設定すると、デバイスが選択できるようになります ①デバイスを選択 ②「選択」でWindows ISOファイルを選択 ③「イメージオプション」を「Windows To Go」に変更 ④「スタート」ボタンを押す ![]() いくつか選択・警告のダイアログが表示されます。 HDDにインストールされているのは Windows Pro なので、 同じバージョンを選んで ![]() 作成が開始しました ![]() 作成した USB SSDを LIFEBOOK A579のUSBポートに接続して起動します。 ☆ Windowsインストーラの起動 標準では内蔵HDDから起動するので電源ボタンを押してから「F2」キーを連打して、BIOS設定画面にはいります。 「起動」で起動順序をUSB HDDを一番上に変更して、「終了」で変更を保存して終了します (アクセスLEDが点滅して)USB SSDから起動して Windowsのセットアップが開始すればUSB SSDからの起動成功です。 Windowsのセットアップをして、再起動後、Windowsのライセンス認証状況を確認します 「Windowsはデジタルライセンスによってライセンス認証されています」 と表示されました。 USB SSDから問題なく起動できるようになりました。 ☆ドライバの更新 デバイスマネージャーを見ると、色々なデバイスに黄色三角マークが表示されてい ます。 (1) Windows Update まず Windows Update をして、最新の状態にします タスクマネージャーを見ると HDDへのアクセスはなく USB(SSD)とネットワークとCPUの負荷があがります。 Windows Update後、デバイスマネージャーで確認すると「ほかのデバイス」の ・PCIシンプル通信コントローラ ・PCIデータ取得およびシグナル処理コントローラ ・PCIデバイス ・SMバスコントローラ は黄色三角マークのままです。 ![]() (2) 富士通のサイトからダウンロード 富士通のサイトでこの機種(A579/A)のドライバ等を探してみます https://azby.fmworld.net/app/customer/driversearch/pc/drvselect?mode=1&series=18 LIFEBOOK-製品名一覧に A579/A を選択して「製品名で検索する」を押してみると 「添付ソフト アップデートナビ インストールサービス」 というのがありました。さっそくインストールしてみます 解凍して setup.exe を実行 Microsoft Storeに誘導されて、ようやくアプリがインストールされました ![]() 最新情報を確認してみます。 BIOSのアップデート等は行われますが、不明なデバイスのドライバはなさそうです。 新品のPCを購入した場合は、購入直後に自分でドライバ用のメディアを作成しないといけないようです。 リカバリガイド 富士通のサイトからはどうやらインテルのドライバを提供していないようで、インテルから直接ダウンロードしてインストールする必要があります。 ☆SMバスコントローラ Webで検索してそれらしいドライバを見つけました Windows® 10 用インテル® チップセット デバイス ソフトウェア 64 ビット版 インテル® NUC キット - NUC6i7KYKhttps://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/download/784955/intel-chipset-device-software-for-windows-10-64-bit-for-intel-nuc-kit-nuc6i7kyk.html?wapkw=nuc%20chipset ダウンロードして実行してみます。 ![]() インテルチップセットデバイスソフトウェアのインストールがはじまりました ![]() インストール後デバイスマネージャで確認すると、「ほかのデバイス」が減りました ![]() ☆PCIシンプル通信コントローラ 「PCIシンプル通信コントローラ」についてWebで検索するとどうやらこれのようです Windows* 10 および Windows* 11 用インテル® マネジメント・エンジンドライバーhttps://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/download/682431/intel-management-engine-drivers-for-windows-10-and-windows-11.html インストールしてみます ![]() インテルマネジメント・エンジン・コンポーネントドライバーのインストールです ![]() ![]() 無事インストールできたようです ![]() インストール後、デバイスマネージャを確認すると ![]() インテルのドライバはすべてはいったようです。 ☆Wifiドライバ 残るは無線LANです。 LIFEBOOK A579は標準で無線デバイスが搭載されていなかったので、あとからUSBのWifiモジュールを接続しています。 WifiのドライバはOS標準ではインストールされないようです。 USBからWifiモジュールをいったん抜いて、再接続すると… ![]() ドライブが増えています。 増えたドライブ内に入っていたインストーラを実行してみます ![]() Wifiドライバのインストールがはじまりました ![]() Wifiのドライバがインストールされました ![]() 不明なデバイスはなくなったようで、インストールは完了です SSDで Windowsが快適に動作するようになりました。 ☆USB SSDをはずしてみると… シャットダウン後、USB SSDを外して起動してみました 黒画面のまま、しばらくまっていると… HDDからWindowsが起動しました。 再度 USB SSDを接続して、再起動しますが、このままだと HDDからOSが起動します。 BIOSセットアップで、起動デバイスを USB からに再度設定します。 リブートすると、USB SSDから起動しました。 起動デバイス(USB SSD)がみつからないと、自動的に修正して「HDD」から起動するように修正しているようです。 これでリカバリーメディア(HDD)があるまま、USB SSDから Windowsが起動できるようになったようです。 ーーー Windows 10/Windows 11 でほぼ同じ作業で起動可能なUSB SSDを作成できました。 (Dual Bootだと別のOSに影響を与えるケースがあったのですが、これだと影響しあわないので…)接続するUSB SSDに応じて OSが切り替わって、結構わかりやすい環境です。 ーーー 2025/3/3 2:00 公開 2025/3/3 6:40 googleで検索可能 ーーー 広告 ーーー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.03.03 17:47:56
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